レンタルサーバーの比較表には、月額料金、容量、速度を示す数字が並びます。初心者が最初に見るべき数字は、決済時の総額です。バックアップから自分で復元できるかも、契約前に確認します。
この記事では順位を付けません。私はWordPress用サーバーを契約していないため、各社の使用感を比べられないからです。WordPressの公式要件と、提携済みのエックスサーバーで公開されている条件を例に、申込前の確認項目を作ります。
2026年8月23日に、WordPress.orgの要件、エックスサーバーの料金ページ、自動バックアップを確認しました。料金、キャンペーン、サポート条件は変わるため、申込時の画面も読み直してください。
1. 初回と1年間で払う金額
「月額990円」は、毎月990円を払う意味とは限りません。36か月分を先に払う契約で、1か月あたりの金額を表示している場合があります。
比較表には、次の欄を作ります。
| 費用 | 確認する数字 |
|---|---|
| サーバー | 初回に支払う総額、更新時の総額 |
| ドメイン | 取得費、更新費、無料特典の条件 |
| テーマ | 買い切りか継続課金か |
| 移行 | 自分で行うか、代行料金があるか |
キャンペーン価格を使う場合は、適用期間と次回更新額も書きます。初年度だけ安いプランでは、2年目の支払いが変わります。
WordPressブログの1年目の予算には、エックスサーバーの通常料金を使った計算例を載せています。
2. 公式要件は申込日に読み直す
WordPress.orgの要件ページは、2026年8月23日時点でPHP 8.3以上、MariaDB 10.11以上またはMySQL 8.0以上、HTTPSを推奨しています。
古い環境でも動作する場合はありますが、WordPress.orgはサポートが終了したバージョンの安全性に注意を促しています。サーバーの機能表では「WordPress対応」だけで判断せず、利用できるPHPとデータベースのバージョンを見ます。
HTTPSを無料で設定できるか、更新を誰が行うかも確認します。クイックスタートでSSLを設定してもらえるサービスなら、初回の作業を減らせます。
3. WordPressの設置方法を決める
エックスサーバーでは、申込時にWordPressを設置する方法と、契約後の管理画面から設置する方法を選べます。課金の時点と用意する情報は、クイックスタート前のチェックリストで確認してください。
4. バックアップは何日分残るか
「自動バックアップあり」という一行だけでは、復旧できる範囲がわかりません。
確認するのは、次の4点です。
- Webファイルとデータベースの両方が対象か
- 何日分を保存するか
- 管理画面から自分で復元できるか
- 取得や復元に料金がかかるか
エックスサーバーは、Web・メールデータとMySQLデータベースを1日1回コピーし、原則として過去14日分を保持すると案内しています。一部の旧サーバーは7日分です。公式ページはバックアップの完全性を保証していないため、運営者側の控えも必要です。
プラグイン更新やテーマ編集の前に、自分で取ったバックアップから戻せるかまで確認します。
5. 困ったとき、どこへ質問するか
初心者向けという言葉より、質問経路を見ます。
メール:受付時間と回答目安
チャット:利用できる曜日と時間
電話:対象プランと受付時間
マニュアル:画面が現行版か
WordPress本体、テーマ、プラグイン、サーバーでは問い合わせ先が異なります。サーバー会社のサポートが、購入したテーマの使い方まで答えるとは限りません。
自分が困りそうな作業を一つ決め、その質問をどこへ送るか確認します。たとえば「バックアップから昨日の状態へ戻したい」という場面なら、復元マニュアルと問い合わせ窓口の両方を探します。
6. 移転とドメイン管理の出口
数年後に別のサーバーへ移る可能性もあります。WordPressのファイルとデータベースを移す機能、代行サービス、対象外になる条件を確認します。
ドメイン無料特典を使う場合は、サーバー解約後の扱いも読みます。サーバーとドメインを同じ会社へまとめると管理画面は減りますが、移転時の手続きも増える場合があります。
独自ドメインの更新費を0円として計算するなら、無料になる契約期間、自動更新設定、対象拡張子を書き添えます。
7. 解約前に消えるものを確認する
長期契約ほど月額換算は安くなります。途中で更新を止めても、残り期間の料金が返るとは限りません。
申込前に、次のページを見つけて保存します。
- 解約手続きの期限
- 支払い済み料金の返金条件
- 自動更新を止める場所
- 契約終了後にデータを取得できる期間
記事を書く計画が決まっていない段階で長期契約を選ぶと、安い月額より未使用期間の方が大きな負担になります。
比較表へ書き込むテンプレート
候補ごとに、同じ日に公式ページを開いて埋めます。
サービス名:
確認日:
初回の支払総額:
1年後の更新額:
ドメイン費と無料条件:
PHP・データベース・HTTPS:
WordPress設置方法:
バックアップ対象と保存日数:
復元方法と料金:
問い合わせ方法と受付時間:
移行機能と対象外条件:
解約・返金・自動更新:
空欄が残ったら、広告記事ではなく公式の料金表、マニュアル、利用規約から探します。見つからない条件は申込前に問い合わせます。
エックスサーバーを候補に入れる場合
エックスサーバーは、WordPressの設置機能、自動バックアップ、独自ドメイン特典を公式ページで案内しています。料金と契約期間は契約前に調べた記事にまとめました。候補にするなら、公式ページを開きながらこの記事のテンプレートを埋めてください。