Web制作を副業にしようとすると、HTML、デザイン、WordPress、SEOと、学ぶ候補が一気に増えます。私もWeb未経験なので、すべてを覚えてから仕事にする方法では、いつまでたっても始まりません。

このサイトを作って分かったのは、AIが実装を速めても、仕事の範囲や完成の基準は自分で決める必要があることです。そこで目標を「小さな依頼を一つ、約束した範囲で納品できる状態」に置きます。

以下は期間を約束するロードマップではありません。各段階の終了条件を満たしてから、次へ進むための順序です。

1. 売る作業を一つに絞る

「Web制作をします」では広すぎます。最初は、終わりを説明できる作業から選びます。

  • 既存ページの文章と画像を差し替える
  • スマートフォンの表示崩れを一か所直す
  • 支給された原稿で1ページを作る
  • WordPressへ記事を入稿し、見出しと表を整える

予約システム、決済、会員機能まで引き受けると、確認項目と責任が増えます。未経験の領域を含むなら隠さず、先に練習制作で同じ操作を確かめます。

2. HTMLとCSSで1ページを公開する

題材は、自己紹介、架空の店舗、地域イベントなど、1ページで説明できるものにします。

完成条件は次のとおりです。

  1. 見出し、文章、画像、リンクがある
  2. スマートフォンで横にはみ出さない
  3. 問い合わせ先を読み間違えない
  4. 公開URLを第三者へ渡せる
  5. 自分が変更した場所を説明できる

AIにはエラーの原因や修正案を聞けます。完成コードを丸ごと置き換えてもらった場合は、色や幅を一つ変え、予想どおり動くか確かめます。

HTMLとCSSの仕様は、MDNの学習ページを基準にします。

3. 同じページへ修正依頼を出す

新しい作品を増やす前に、作ったページを壊さず直す練習をします。

想定例(架空)

架空のカフェサイトへ、次の依頼が来たとします。

9月3日から予約を始める案内を一番上へ追加する。
3種類の料金を表にする。
電話番号は残し、予約ボタンはフォームへつなぐ。
既存の色とロゴは変えない。

これは実案件ではありません。修正前の状態を保存し、変更後にリンクとスマートフォン表示を確認する練習です。

Codexへ頼むときも、追加する内容だけでなく、残す色や文章を書きます。Codexでサイトを作る6つの工程に依頼文の例を載せました。

4. ポートフォリオへ判断理由を載せる

完成画像だけでは、どこを担当したのか分かりません。

ポートフォリオには、想定した依頼、担当範囲、使った技術、AIへ任せた作業、自分で直した箇所を載せます。架空サイトなら、そのことも明記します。

作品数を急いで増やさず、まず1サイトを深く説明します。未経験者のポートフォリオに1サイトを載せる方法で、記載項目を整理しています。

5. 販売条件を文章にする

応募前に、サービスの端を決めます。

項目 書く内容
納品物 ページ数、画像数、公開作業の有無
支給物 原稿、写真、ロゴ、アカウント
修正 回数と追加料金
納期 素材がそろった日から何日か
対応外 撮影、ロゴ、予約機能、保守など

AIで見積書や契約文の下書きを作っても、取引条件は自分で読みます。分からない法律や税務は、専門家や公的窓口へ確認してください。

6. 一件ずつ提案する

同じ提案文を大量送信すると、相手の依頼を読んでいない文章になります。

提案には、募集内容のどこを読んだか、自分ができる範囲、似た制作物、確認したい点、納期の考え方を書きます。経験していない作業を「できます」とは書きません。

応募前の確認と納品までの流れは、Web制作の初案件へ応募する前に決めることへ分けました。

7. 納品後に作業時間を残す

最初の案件が終わったら、売上だけでなく、連絡、制作、修正、公開確認に使った時間を記録します。予定より長ければ、価格を上げる前に、範囲が曖昧ではなかったかを見直します。

学習段階で同じ場所に何度も詰まるなら、質問先のあるサービスを使う選択もあります。Web制作の学習サービス4つを比較した記事では、料金だけでなく、質問、レビュー、学習時間を比べています。

私はまだ、この道筋で月5万円を達成していません。まずサイト運営を続け、制作物と検証結果を増やす段階です。成果が出た部分だけを、日付と数字付きで更新します。