このサイトを作り始めたとき、私はChatGPTとCodexの境目をきれいに説明できませんでした。どちらにも文章で頼めますし、どちらもコードを扱えます。
実際に一つのサイトを企画し、公開後の記事まで直してみると、違いは画面の名前より「いま何を前へ進めたいか」に表れました。考えが散らかっているときはChatGPTへ相談し、変更したいプロジェクトがあるときはCodexに作業を頼む。この使い方が、私には合っています。
この記事では、一般的な機能比較ではなく、AI副業実践ノートを作った工程に沿って両者を分けます。
公式情報の確認先
2026年8月25日にOpenAIのChatGPT・Codexクイックスタートを確認しました。公式資料では、ChatGPTを調査や成果物の作成、Codexをコードベースの文脈が必要なソフトウェア開発に使う案内があります。
企画の輪郭を作ったのはChatGPT
最初に決める必要があったのは、技術ではありませんでした。
- 誰に読んでほしいのか
- どんなテーマを扱うのか
- 何を公開し、何を公開しないのか
- 収益をどこで作るのか
こうした問いには、正解のコードがありません。私はChatGPTとの会話で条件を言葉にし、「AIを使えば、Web未経験の会社員でも副業を形にできるのかを試すサイト」という軸を作りました。
文章の案出しや、複数案の比較にもChatGPTを使えます。ただし、候補の中から何を採用するかは運営者が決めます。私の場合、派手なAI風デザインを避けることと、記事を大量生成しないことは最初から残しました。
決まった条件をファイルへ反映したのはCodex
読者、ページ、更新方法が決まると、次は実際のプロジェクトが必要です。
CodexはAstroの構成を作り、記事用のMDXファイル、共通レイアウト、SEO設定、テストを実装しました。私が「プロフィールをレン本人の内容へ変える」と指示すると、関連するページや著者表記を探して修正できます。
回答をコピーして一つずつ貼るのではなく、既存ファイルとの関係を見ながら変更できる点が、制作では大きな違いになりました。
このサイトでは、こう受け渡した
| 場面 | 主に使ったもの | 人が確認したこと |
|---|---|---|
| 読者とテーマを考える | ChatGPT | 本当に続けたい題材か |
| 必要なページを整理する | ChatGPT | サイトの目的に過不足がないか |
| Astroの構成を作る | Codex | 更新方法が自分に合うか |
| 記事ファイルを追加する | Codex | 事実、文章、内部リンク |
| 表示崩れを直す | Codex | スマートフォンで読めるか |
| 公開後の文章を批評する | ChatGPT・Claude | 指摘を採用する根拠があるか |
表の担当は固定ではありません。ChatGPTでもコードは書けますし、Codexでも企画を相談できます。それでも、どこに成果物を残したいかで選ぶと迷いにくくなります。
想定例(架空):どちらから開けばよいか
ここからは架空の例です。
会社員のナオさんは、副業用のポートフォリオを作りたいものの、載せるサービスが決まっていません。この段階でいきなりCodexへ「ポートフォリオを作って」と頼むと、AIが想像した内容でページが埋まります。
先にChatGPTへ、営業経験、使える時間、見せたい制作物を伝え、ページの目的を整理します。「既存サイトの文章と画像を更新する仕事を受けたい」と決まったら、その条件をCodexへ渡して実装します。
反対に、すでにサイトがあり「お問い合わせボタンがスマートフォンでは押しにくい」と分かっているなら、相談を長く続けるよりCodexへ対象ファイルを見せるほうが早いでしょう。
両方に同じ依頼を投げても、確認は残る
AIを二つ使えば、回答が正しくなるとは限りません。片方が書いた文章をもう片方へ採点させると、事実より読みやすさを優先した修正が返ることもあります。
このサイトでは、AIが作った記事を公開したあと、私が冒頭へ強い違和感を持ちました。文章は整っていましたが、なぜサイトを作ったのかが抜けていたからです。複数のAIを通しても、本人の動機が入力されていなければ残りません。
その失敗から、次の順番を決めました。
- 私が題材と事実を出す
- AIが構成と下書きを作る
- 私が公開画面で読む
- 違和感を具体的に戻す
- Codexがファイルを直し、検査する
AI文章を直すときの編集ルールでは、この作業を実例付きで説明しています。
迷ったら、手元にあるものを見る
まだ「誰の、何を解決するか」が決まっていないなら、ChatGPTとの会話から始めます。目的が一文で書けて、変更対象のファイルがあるなら、Codexへ移ります。
この二つを使って実際にサイトを作る工程は、CodexでWebサイトを作る6つの工程にまとめました。完成したサイトをどう公開し、何を失敗したかまで知りたい人は、Web未経験の会社員がCodexでアフィリエイトサイトを作った記録を読んでください。