企画を相談したいのにCodexを開いてしまう。サイトを直したいのにChatGPTの回答を一つずつコピーしている。どちらも間違いではありませんが、少し遠回りです。

ChatGPTとCodexは、優劣で選ぶ道具ではありません。考える時間に強いのがChatGPT、プロジェクトの中で手を動かすのがCodex。まずは、このくらいの違いで覚えておくと迷いにくくなります。

先に結論

  • 白紙の状態から相談するならChatGPT
  • 直したいプロジェクトが目の前にあるならCodex
  • 企画はChatGPT、制作はCodexという受け渡しもできる

ChatGPTは、ホワイトボードの前で話す相手

「誰向けのサイトにするか決まっていない」「三つの案を比べたい」「この言葉を初心者向けに説明してほしい」。まだ形のない考えを言葉にするとき、ChatGPTは頼りになります。

会話を重ねながら前提をそろえられるので、文章の下書き、企画の壁打ち、学習中の質問にも向いています。完成品を作る前の、散らかった机を片づけるような仕事です。

Codexは、作業机で手を動かす相手

Codexが力を発揮するのは、「このWebサイトの文字を大きくしたい」「記事ページを追加したい」のように、作業対象がはっきりしてからです。ファイルの構成を読み、変更場所を探し、編集し、ビルドやテストで確かめます。

回答を受け取って自分で貼り付けるのではなく、プロジェクトそのものに変更を加えられる。ここが、使い心地を大きく分ける点です。

Codexの基本はCodexとは?初心者が最初に知っておきたいことで紹介しています。

違いを比較する

観点 ChatGPT Codex
主な役割 対話、相談、文章、情報整理 コードの理解、編集、テスト、レビュー
渡すもの 質問、条件、参考資料 作業対象のプロジェクト
成果の確かめ方 回答を読み、根拠を確認する 変更差分と実行結果を見る
最初の一歩 学習計画や要件を相談する 見出しや配色を小さく直す

迷ったら「今、手元に何があるか」で決める

作りたいものがまだぼんやりしているなら、ChatGPTから始めます。読者、目的、必要なページを一緒に整理し、短い依頼文にまとめます。

すでにファイルがあり、「ここをこうしたい」と指をさせるならCodexです。作業が終わったら変更内容の説明を受け、実際の画面やテスト結果を確かめます。

たとえばWebサイトなら、次のように受け渡せます。

  1. ChatGPTに、読者像とページ構成を相談する
  2. 決まった条件をCodexへ渡し、最初のページを作る
  3. 画面を見て感じた違和感を、もう一度言葉にする
  4. Codexに修正を頼み、公開用ビルドまで確認する

この往復では、ChatGPTにもCodexにも判断を丸投げしません。個人情報や秘密情報を不用意に渡さず、料金や仕様など変わりやすい情報は公式サイトで確認します。

次の一歩

作りたいページを一つ選び、「誰が読むか」「読んだ後にどうなってほしいか」「ページに何を載せるか」を一行ずつ書いてみてください。書けなければChatGPTへ相談する。書けたらCodexへ渡す。選び方は、それくらい素直で構いません。

この受け渡しを実際のサイト制作でどう使ったのかは、Codexでアフィリエイトサイトを作ってみた|公開までの全手順に、公開後の修正も含めて記録しています。